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ライブ音源アルバム「宅配Live Music Vol.1」10月25日よりi-Tunes、レコチョク、mora他にてデジタルリリース決定!2017年10月23日

10/25より貴重なライブ音源を収録した「宅配Live Music Vol.1」がデジタルリリースとなります。

 

宅配Live Music Vol.1

 

オリジナル楽曲に加え、提供楽曲のカバーを含む全10曲を収録!
ピアノメインの弾き語りならではの構成が生きるアレンジを効かせた深みのある音源をぜひ楽しんでください。

 

【井上ヨシマサのコメント】

AKB48グループなどのアイドルやミュージシャンが個人個人の魅力を自由な時間、自由な表現方法で アピール出来る生配信アプリ“SHOWROOM ”を秋元康氏から勧められました。
元々アイドルやモデルが多いこの配信アプリで 自分に何が出来るのかな?という疑問と不安、そして今まで自分の楽曲を購入したり.テレビやラジオを通じて聞いてくれているオーディエンスと直接会話出来る喜びと期待の中スタートしました。
2016年の9月だったと思います。
スタート当初は コメント読む余裕も無いので、只々一方的に予め用意したセルフカバー曲などをセオリー通りに弾き語りし、これまた予め用意した近況報告ネタを垂れ流すだけの配信でした 。回数を重ね コメントを読む余裕が生まれると 視聴者の方から 「この曲やって」と用意していなかった楽曲リクエストを受けるようになりました。そうなると演奏間違いやメロのド忘れも手伝って, アレンジや曲のテンポも、メロディまでもが思わぬ展開で進み原曲とは大分離れた楽曲に生まれ変わる事もあります。生配信という何が飛び出すか分からないメリットを最大限?生かすライブに 私は次第にハマっていきました。

これらの楽曲は 今回販売するアルバムに収録されます。 音程悪かったり ピアノの引き間違えも多々ありますが、ここは敢えて修正せず(実はトラックを分けて録音していない為 物理的にできない笑)収録しました。
そのうち この生配信というメディアに 無限の可能性を感じた私は配信しながら楽曲制作をするという暴挙に出ました。これは作曲家生活30余年で初の試みです。ディレクターさんの前でも家族の前でも やった事は無く創作活動は常に 引きこもり状態で行ってましたから。しかも最初の頃は視聴者さんからテーマを頂いて作るというものでした。ドキドキでしたが、意外にも 作り始めると 普段の創作活動に割とちかい形で作り上げることが出来ました。しかも 詩やテーマが明確だし視聴者の反応が直なので普段行き詰まるようなポイントも 難なくクリア。配信時間も考え当然時間の掛け方は普段より巻きに巻いての制作ですが、思いの外ストレートにテーマに沿った楽曲が誕生しました。

何回かそんな配信を繰り返すうち、楽曲提供しているアイドル達もそんな配信を見てくれるようになり、音楽制作の楽しさを再認識したAKB48グループメンバーや卒業生からは自らが作った詩を僕に送ってくるようになったり、曲作りのオファーを本人から直で受けるようになったりしました。(この辺は、型にハマった制作ルートではなく、気軽に制作が進んでいるように、ハードルが低いような印象を与えた結果なのかもしれませんが、実際作る私にしてみますと、労力は一緒で、決して気軽に出来上がっている訳ではない事を、お伝えしておきます(笑))
その時 「せっかくだからSHOWROOMの中では作ろうよ」みたいな話になり、大勢のファンが見守る中作曲活動もさることながら、そのまま本人が 歌ってみる事になり、普通に公開レコーディングが始まりました。更にその配信を観てた秋元康総合プロデューサーにSKE48のアルバムに、その楽曲を収録しようと 言って頂き、無事収められました。
このような 配信しながらの制作は 実際のCDやダウンロードの売り上げの妨げになると思われる方も多いと思いますが、 皆さまの前で作り始めた曲の 完成品として改めて購入してくれる方が大勢おりました。

SHOWROOMには “投げ銭”と呼ばれるシステムがあり、 視聴者から応援の気持ちを込め、アプリ内で視聴者が購入したポイントを演者に投げ込む事が出来ます。細かく刻まれた投げ銭でございますが 、それでも 演者にとっては励みになります。ただ、 それだけで 産業として成り立たせるには 遠い道のりだとは思います。しかしながら そこで配信された 動画を含めた音源は 純粋に演者の著作所有物として残ります。 つまりそこで新曲を披露する事は 著作権の放棄では無く寧ろその楽曲が本人のものである証明となるのです。

私の場合 毎日の配信は難しく大体週一の配信を心掛けております。あまりに手軽に作家やアイドルとチャットが出来るこのアプリに、当然中毒性のようなものがあるかどうかは分かりませんが笑、私のような人間にもやがてファンがつき、遂には休んでいる日にも「あの弾き語りを聞きたい」とか配信した楽曲をそのまま音源化して欲しいとの声も上がるようになりました。

今回のアルバムはまさに その視聴者からの声を受けて企画され まとめあげたものです。もう大分前からCDやダウンロード月極配信など正規ルートの販売などの構図が崩れた昨今、音楽家にとってビジネスとしての音楽制作の未来が危ぶまれていると 危惧しておられる方が多い中、生配信しながらのレコーディング、生配信しながらの作曲、更にそれをそのままオーディエンスに届けギブアンドテイクが成り立つ時代に変わりつつあり、正に今回のアルバム販売は制作過程も含め、最先端に位置付けられる音楽ビジネスモデルになろうかと思います。そしてそういうものは、いつの時代も演奏者対視聴者の純粋な交流から発展した結果生まれるものだと思ってやみません。身の回りにあるメディアを使いクオリティの差はあれど 何の修正も効かぬ そのまんまを お客様が求め、聞き入れ、ひいては 制作に参加する時代になっている事を肌で感じます。

実の処このようなツールが今後の目標として輪を拡げていく事を念頭に置く事は危険かと思います。逆にコアなゲストを呼び(友人ミュージシャンや仲間の作曲家など)コンサートホールというより部屋に遊びに来てもらう感覚で素朴な交流をしながら 音楽作りをしていきたいと思っています。実際3000人遊びに来られる部屋をもっていませんが(笑)。配信アプリを通して可能になっているのですからね。

 

【配信日】
2017年10月25日

 

【価格】
10曲セット:2,100円 / 単曲:250円

 

【収録曲】
1. セグウェイ 作詞:井上ヨシマサ
2. 好きっす 作詞:井上ヨシマサ
3. 旅立つ日(弾き語りライブver.)作詞:秋元康
4. To be continued. (弾き語りライブver.)作詞:秋元康
5. さよならサーフボード(弾き語りライブver.)作詞:秋元康
6. 瑠璃色 作詞:井上ヨシマサ
7. 真夏のSounds good!(弾き語りライブver.)作詞:秋元康
8. Save 4 U(弾き語りライブver.)作詞:井上ヨシマサ
9. RIVER(弾き語りライブver.)作詞:秋元康
10. それぞれの夢(弾き語りライブver.)作詞:井上ヨシマサ
(全曲)作曲・編曲・歌:井上ヨシマサ

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